小さなお葬式

春待ち日記

喪中につき年末年始のご挨拶を控えさせていただいております。
年の瀬だったので案内も間に合わず、大変失礼いたしました。

生前から、自分の葬儀について「お経も戒名も不要」「家族葬で」と言っていた父。
そんなわけでお願いしたのは【小さなお葬式】。色んなメディアで紹介されています。
我が家はお通夜、告別式を行こなわず、火葬のみのプランです。

参列者は家族+叔父(母の弟)。
叔父は父の出版社時代の後輩なので「姉さんより長いつきあいだもん」と来てくれました。

棺には父の著書4冊、デビュー作の掲載誌である海燕、原稿用紙などを入れて、
お花だけはうんと豪華にたっぷり用意。

葬儀場で用意してくれる花は菊がメインになるので、自分で用意する分は
「菊以外のお花で」と街のお花屋さんにカッコいい色のラナンキュラスや
トルコキキョウをふんだんに使って作っていただきました。

骨が立派でビックリ。
普通の人の倍だそうで、一番大きな骨壺になりました。
体格は中肉中背だった父ですが、栄養状態はよかったようで、
「お母さんのごはんのおかげだね」と言うと母も満足げでした。

シンプルだけど心のこもった暖かい葬儀。
静かに時が過ぎていきます。

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